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【「働く」ことで世に通ずる全ての人へ】 日本でいちばん大切にしたい会社

日本でいちばん大切にしたい会社日本でいちばん大切にしたい会社
坂本 光司

あさ出版 2008-03-21
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【サマリー 】

今日ご紹介するのは、今年約230冊読んだ本のなかで、この本だけは
絶対に外せないと思った1冊、『日本でいちばん大切にしたい会社』です。

読み進めていく中で、目頭が熱くなり、こみ上げてくるものを
抑えることができなかった、『感動の経営書』です。

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本書は、「現場で中小企業研究や、がんばる中小企業の支援をする」
ことをモットーに、北は北海道から南は沖縄まで、6000社を超える企業を
訪問調査してきた著者、坂本光司さんが選んだ
「日本でいちばん大切にしたい会社」が紹介された本です。

取り上げられているのは、以下の5社。

・知的障害者の雇用率が社員の7割を超える「日本理化学工業」、
・斜陽産業である寒天業界で48年間の増収増益を達成した「伊那食品工業」、
・日本一辺鄙な場所で、世界中から求められる義肢装具をつくる「中村ブレイス」、
・北海道で地域社会に根ざし「心と心をつなぐ」経営を貫く菓子メーカー「柳月」、
・シャッター商店街という立地ながら、日本中から注文が殺到する「杉山フルーツ」

いずれの会社も、長期にわたって好業績を維持しているだけでなく、
社員も顧客も満足度が高く、そして真に世のため人のためになる
経営に長年 真摯に取り組んできた会社です。

昨今、消費期限の偽装など、語るに値しない企業の不祥事が続いています。
その一方で、私たちは本書で紹介されているような素晴らしい経営をしている
会社があることを知る機会はほとんどありません。

あるべき経営。
あるべき仕事に対する姿勢。
大切にすべきことや人。

本書は、そういった普段の生活や仕事の中で、意識して考えていないけれど、
実はとても重要なことを私たちに気づかせ、教えてくれる本です。

経営者はもちろん、どんな職業であれ「働く」ことを通して世の中に
通じている全ての人に読んでもらいたい一冊です。

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【バイブル・ポイント】

■会社経営とは「五人に対する使命と責任」

一:社員とその家族を幸せにする
  所属する組織に対する満足度が高く、帰属意識の高い社員でなければ、
  お客様が満足するようなサービスを提供することなど、とうていできない。
  だからこそ、社員と、それを支える家族の幸せを追求し、実現することが
  企業の最大の使命と責任である。 

ニ:外注先・下請企業の社員を幸せにする
  片方が勝ち(利益をあげる)、片方が負ける(赤字になる)というのは
  健全な正しい組織ではない。誰かの犠牲のうえに成り立つ組織は正しくない。
  下請け企業などに無理を押し付けることで、発注者離れ、廃業がおこった場合、
  結果として一番困るのは発注者自身。だからこそ、下請け企業、そして
  その社員を幸せにする使命と責任が、会社にはある。

三:顧客を幸せにする
  その会社と取引をする、商品を買う、サービスを受けることによって、
  お客様の心が和む、幸せになる、感動する。
  その実現が企業にとって重要な使命と責任である。

四:地域社会を幸せにし、活性化する
  会社の社会的貢献とは、お客様にとって、社員にとって、そして地域にとって
  存在価値のある、なくてはならない会社になること。地域社会に住む人々が
  幸せを感じられるような存在になる使命と責任が、会社にはある。

五:自然に生まれる株主の幸せ
  株主の満足度は、上記「四人」の満足度を高めれば、必然的に発生するもの。
  株主に対する使命と責任というものは、目的より、結果として実現するもの。

■目先の利益よりも継続を心がけて

・二宮尊徳の言葉(伊那食品工業株式会社 塚越会長の座右の銘)

 遠くをはかる者は富み
 近くをはかる者は貧す
 それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植う。
 まして春まきて秋実る物においてや。
 故に富有り。
 
 近くをはかる者は
 春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
 唯眼前の利に迷うてまかずして取り
 植えずして刈り取る事のみ眼につく。
 故に貧窮す。

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【目次】

第1部 会社は誰のために?
第2部 日本でいちばん大切にしたい会社たち
1.障害者の方々がほめられ、役立ち、必要とされる場をつくりたい
  日本理化学工業株式会社
2.「社員の幸せのための経営」「戦わない経営」を貫き、四八年間増収増益
  伊那食品工業株式会社
3.「人を支える」会社には、日本中から社員が集まり、世界中から
  お客様が訪ねてくる 中村ブレイス株式会社
4.地域に生き、人と人、心と心を結ぶ経営を貫いていく
  株式会社柳月
5.「あなたのお客でほんとうによかった」と言われる、光り輝く果物店
  杉山フルーツ
おわりに

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【著者紹介】

 著者の坂本光司さんは、福井県立大学教授・静岡文化芸術大学教授等を経て、
 2008年4月より法政大学大学院政策創造研究科(地域づくり大学院)教授など
 多数の役職を務めている。

 学術・研究活動のほか、国・県・市町・商工会議所団体の審議会や委員会の
 委員なども多数兼務している。

 本書の他に『この会社はなぜ快進撃が続くのか』(かんき出版)など、著書多数。

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【関連サイト】

日本理化学工業株式会社 
伊那食品工業株式会社 
中村ブレイス株式会社 
株式会社柳月 
杉山フルーツ 

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コメント
1. Posted by あさ出版 木内    2008年11月12日 22:33
あさ出版の木内と申します。

このたびは『日本でいちばん大切にしたい会社』をご紹介頂き、どうもありがとうございました。

ハヤカワ ノブ 様のブログを『日本で一番大切にしたい会社』公式ブログにて紹介させて頂きましたので、よろしければご覧下さい。
http://blog.canpan.info/nihon/archive/9

また、日本理化学工業のエピソードと、著者の坂本先生からのご挨拶が入った動画を作りましたので、是非ご覧下さい。
【特集ページURL】
http://www.sinkan.jp/special/care_in_jp/index.html
【YouTube動画URL】
http://jp.youtube.com/watch?v=mvA0n1fctyA
 (↑ブログにもお貼りいただけます)

もしお気に召しましたら、ブログにてご紹介頂ければ嬉しいです。

今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
2. Posted by 早川ノブ    2008年11月13日 14:14
あさ出版
木内 さま

この度は貴ブログでのご紹介、誠にありがとうございました。
早速拝見させて頂きました。

本書は多くの人に手に取って頂きたい一冊ですので、別記事にてご紹介させて頂きます。

今後とも何卒宜しくお願い致します。

早川ノブ
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